企業の管理能力 2
予測を細密にし、高精度のものだけを使用し、細密な計画を立て、厳重に統制すれば、きっちりと"当て外れ"なく、計画が完遂されるでしょうか。
残念ながら、そうはいきません。
この考え方を強調する人々でさえも、"実行の不忠実"まで含めれば、計画どおりにいかなかった体験を多くもっています。
これは、次のような原因によって、当然起こるはずの運命的なことです。
1.あらかじめ条件のすべてがつかめるわけではない。
2.多くの条件には、計画後に変化が起こる。
3.予測どおりの状況にならないことは、少なくない。
4.高精度が得られないので除外した条件の、どれかの変化が大きな影響を及ぼしやすい。
・・・これらのことから見て、計画を作ると、必然的に"当て外れ"が発生すると考えることが実際的です。
このことは、計画文案にも実行にも、"当て外れ"を考えに入れておかねばならないことを、強く示しています。
工場計画の際に、多くのことを決定しなければならないので、多くの条件を定めねばならなくなります。
その条件下で最高の運営成績を上げ、しかも建設費を最低にすませようと考えるので、細かく工夫し、無駄を省き、結局、ぎりぎりいっぱいで細かい計画をします。